カテゴリー
【効果的学習法レポート】Angular(JSフレームワーク)をこれから学びたい人のためのオススメ書籍&教材特集
※ 当ページには【広告/PR】を含む場合があります。
2022/03/23
2025/03/28
ソフトウェア産業の分野、こと変化の激しいJavascript系フレームワーク界隈では、常に新しい情報を得るために多方面にアンテナを張って、貪欲に知識をビジネスに取り入れるという姿勢が必要になります。
弊社では技術開発活動の中で活用しているナレッジを頻繁に様々なリソースから得て、継続的に勉強を重ねています。
この記事では、最古参のJSフレームワークながら未だ根強く支持を受ける
他のフレームワークは開発スケジュールというほどタイトな縛りは存在していないようですが、Angularは半年でメジャーバージョンが1つ繰り上がるハイペースな開発・メンテナンスが継続的に行われるのが特徴です。
Angularの学習を始めたい初学者の方は、特に
Angularを学べる書籍を探す
Angularの基礎を全体的に学ぶ
Angular向けの学習書籍はこれまで多くの出版されており、前述の通り
現状2025年2月の段階で、最新のリリースバージョンは『Angular v19』ですが、
「
本の内容も、これまでのAngularの基礎となるサービス、通信(HTTPモジュール)、ルーティングやナビゲーションなどが中心に、ここ最近追加となった、シグナルやサーバーサイドレンダリングなども解説されている入門書です。
これにより、他のAngularの過去の書籍を読むよりも、こちらを1冊読んだほうが有用と言えるでしょう。
なお、冒頭でも述べたようにAngularの細かい仕様変更が半年に1回行われているため、Angular v19で正式な機能になったシグナル構文や、試験的に利用できるようになったインクリメンタルハイドレーションなど、今後もメジャーな機能の実装が目白押しです。
いずれにせよ、内容の鮮度のうつろいが激しいのがAngularを学ぶ上のでボトルネックになっているため、手に取る書籍はなるだけ最新の内容を選択することが避けようのない課題になります。
Angularに関して言えば、書籍での完結した学習を求めるのは諦めて、基礎を習得した時点で、以降のパートで紹介するような
定番のAngular入門書 Angular 超入門 第2版
リアクティブプログラミングを学ぶ
もっとも有名なプログラミングパラダイムは言うまでもなく「オブジェクト指向プログラミング」ですが、注目を浴びているという意味では、「関数型プログラミング」も最近人気が上がっているようです。
「リアクティブプログラミング」もさほどメジャーではないものの、重要なプログラミングパラダイムの一つになります。
実はAngularを理解するには、「リアクティブプログラミング」が避けて通れません。
というのは独自に開発が進められているリアクティブな非同期処理ライブラリー・
先程お話したAngularの教科書には、Rxjsの基本的な使い方は記載されているのですが、リアクティブプログラミングという奥深い分野に関しては、Angularの本筋とは逸れるため、詳細には触れられることはありません。
ということで、リアクティブプログラミングを丸々一冊取り上げる「
関数型・リアクティブプログラミングなどというと、HaskellやElixirなど、目新しい言語の分野で利用する話かもしれませんが、Rxjsもこの根底にある考え方を少なからず利用しています。
なお、ストレートにRxjsを解説した邦書はないので、公式のAPIリファレンスを自分流に紐解いていくしか勉強法がないが現状です。
リアクティブな関数型プログラミングの基礎 関数型リアクティブプログラミング (Programmer's SELECTION)
Typescriptが学べる書籍・学習サービス
Angularを深く学ぶために欠かせないのが、
今日日、Angularに限らず、Vue、Reactといった他の代表的なJSフレームワークでも広くTypescriptが採用されており、既にデファクトスタンダードと言ってよい状況になりました。
Typescriptが学べる教材に関しては、別記事にまとめていますので、そちらの方もご確認ください。
Angularを学べる学習サービスを探す
かつての「Angular.js」から随分昔に「Angular2+」になり、ディレクティブやファクトリーといったデザインパターンも現行のAngular15(※2023年1月時点)では殆ど見なくなりました。
代わりに「遅延読み込みコンポーネント・モジュール」など比較的新しい用法を紹介するサイトも増えてきたように感じます。
このように上記に取り上げた書籍で学習できるのは、
Angularの技術変遷を根底から紐解きたいこだわりの強いエンジニアでも無い限り、最新のAngularの"活きた"文法から学ばれたほうが効率よく学習できると思います。
ということで、最新のAngularをわかりやすく学びたいのなら、
Angularプログラミングに精通された講師の方からノウハウが聞けるのも魅力となっています。
おすすめのAngularプログラミング入門向けの講座をいくつか紹介してみましょう。
最新のAngularに入門する
まず「
Angularがはじめての方でも、一から解説するサンプルアプリケーションの開発を通して、Angularの基礎、TypeScriptの構文や機能、RxJSの使い方、シングルページアプリケーションの構築方法を習得できます。
この講座の特徴は、Angularの学習にブラウザで動作するStackBlitzを利用することで、最新バージョンのAngularの活きのある文法やテクニックを習得することができます。
現行のv19(※2025年3月現在)では、Singals構文などが追加となり、Angularの基本作法も少しずつ変化が見られるようになったため、巷に溢れてきた"過去"のAngularの知識は割と使い物にならなくなってきています。
またこの講座では、特にサーバーの知識が無くても、アプリケーションの開発から公開するところまで一貫して行えるので、コース受講後には、学んだ知識・技術を実務や個人開発に役立てることができそうです。
更にいうと、Angularにとどまらず、現状殆どのJS系フレームワークに必須知識となるTypescriptとNodejsの学習も重要ですので、そちらも合わせて学習することができます。
Webアプリの構築例で理解を深める
もう一つの選択肢として、「
こちらの講座では、ハンズオン体験を通じて、家電量販店を想定したECアプリを開発するまでを学習題材としています。
Angularアーキテクチャの図解から始まり、を用いたレスポンシブデザインの構築、そしてTypeScriptによる動的な機能実装まで、フロントエンド開発の全プロセスを学びます。
プログラミング初心者を念頭に、AngularおよびHTML、CSS、Bootstrap、Font Awesomeを一通り学び、業務系アプリケーションを開発しながらシステム開発の基礎を学習することができます。
構造ディレクティブやObservable/Subjetなど、Angularの頻出する独自構文のテクニックを現役エンジニアから直接ノウハウを吸収できることは書籍では味わえないポイントになってます。
なお、想定されるAngularのバージョンは2024年6月相当ということなでの、v17以降で学習されるのが理想です。
Angularも内部のアーキテクチャがv16とv17、v17とv18を経るごとに慌ただしく変化した時期がありましたので、特に問題がなければ、v18以降でプロジェクトを開始されると良いでしょう。
以上のように、Udemy講座の良いところは、頻繁に講座の内容をアップデートし、最新の内容がそのまま反映されることにあります。
他にも多数のAngular関連の講座が存在しています。 ご自身の希望させるレベルの講座をじっくり探してみてください。
Angular関連記事ダイジェスト
なお、現在のこのサイトで鋭意執筆中のAngular記事ラインナップです。
フロントエンド・サーバーサイドの双方から出来る限り丁寧に活きたAngularの技術記事を発信しています。
Angular関連で気になるテーマがあれば、お問い合わせフォームよりご意見・リクエストください。
まとめ
今回はAngularで効果的な学習方法をいくつか検討してみました。
AngularはフルスタックなJavascriptフレームワークですので、覚えることが他のフレームワークよりも多く、学習コストがかなり高くなりますが、その分、扱い方が慣れれば他のフレームワークなどでは出来ないような非常に高度なアプリケーションが作成可能です。
是非ともコツコツと勉強を進めて、Angularプログラミングの世界を楽しんでみてください。
記事を書いた人
ナンデモ系エンジニア
主にAngularでフロントエンド開発することが多いです。 開発環境はLinuxメインで進めているので、シェルコマンドも多用しております。 コツコツとプログラミングするのが好きな人間です。
カテゴリー