【AWS独習術】AWSをじっくり独学したい人のためのオススメ書籍&教材特集


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2023/09/11
【AWS独習術】AWSをじっくり独学したい人のためのオススメ書籍&教材特集

弊社的に、業務に携わるようなサービスのサーバーサイドにはほぼ『Amazon Web Service (AWS)』で設計しているので、今日日なくてはならない技術になっています。

弊社のような小さな地方零細企業から、果ては政府系の巨大な機関に至るまで、すでにあらゆるところにAWSの恩恵に与っているため、これからエンジニアを目指す人にとっては、非常に引く手あまたの売り手市場です。

主題にもあるように、
「これからAWSを独学して身につけたい人」でいうと、たとえばモデルケースとして想定されるのは、「そろそろ転職を考えている非エンジニア職の30代前半のサラリーマンで、自身のキャリアアップも兼ねてAWS技術を学びたい」ような方です。

TechFeedのエンジニア年収推定ツール(β)からおおよその転職後の推定年収でいうと、以下のような感じになるようです。

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AWSを始め、SaaS系のクラウドサービスはこれからも成長産業として期待されているので、若いうちに実務キャリアを積んでおかれるほど、歳が進むにつれて年収もアップしやすい傾向にあります。

また、AWS関連技術者は、AWS公式が主催している
『AWS認定資格試験』があり、すでに一部の企業ではエンジニア雇用者を採用する一つの能力指標としてみているところもあります。

以下は
『AWS認定資格』の概要です。

試験の難易度でいうと、4段階(基礎/アソシエイト/プロフェッショナル/スペシャリティー)に設定され、レベル順に難しくなっていきます。

            
            基礎:
  ☑クラウド プラクティショナー (Cloud Practitioner)

アソシエイト:
  ☑デベロッパー (Developer)
  ☑SysOps アドミニストレーター (SysOps Administrator)
  ☑ソリューション アーキテクト (Solutions Architect)

プロフェッショナル:
  ☑ソリューション アーキテクト (Solutions Architect Professional)
  ☑DevOps エンジニア (DevOps Engineer)

スペシャリティー:
  ☑セキュリティ (Security)
  ☑データベース (Database)
  ☑アドバンスト ネットワーキング (Advanced Networking)
  ☑機械学習 (Machine Learning)
  ☑データ アナリティクス (Data Analytics)
  ☑SAP on AWS
        
後半のプロフェッショナルとスペシャリティーはとりわけ実務経験で2年以上+各専門分野のお勉強が必要になってくるので、その分野に特化した企業に入社したい人向けです。

ここらへんのレベルになると、AWS入門者には関係がないので、独学として学んでおくべきレベルは「基礎〜アソシエイト」がせいぜいかと思います。

実際は
「クラウド プラクティショナー」に合格するだけでもAWSの知識として十分で、「ソリューション アーキテクト (アソシエイト)」に合格すればもう中級者以上です。

ちなみに現在資格試験は上記の12種類あるので、すべての試験をパスした人は、
「AWS12冠」と呼ばれます。

すべてを合格されるには大変険しい勉強の道のりを耐えて得られた結果であり、エンジニア界隈ではとても名誉なことですが、12冠達成して得られるものは達成感以外はとりわけ無いそうです...


AWS(の基礎)を学べる書籍を探す

さきほども述べたように、AWSのカバーするサービスや専門分野は多岐にわたるので、一人の人間がすべてを網羅するのは事実上ほぼ不可能なほど知識に広がりがあります。

とはいえ、ベースとなっている技術やコアサービスなどは限られているので、AWS初学者として学ぶべきことはさほど多くありません。

また、レベルでいうと基礎にあたる
「クラウド プラクティショナー」相当の知識が身につけば十分AWSを使った実務に対応することができるでしょう。

AWSの発展的なテーマは実際に携わる業務内容によって大きく異なるので、基礎を覚えてからその都度考えてゆきましょう。

ちなみにAWSの技術はすべて余すことなく公式の
「AWS Documentation」に網羅されてはいます。

参考|AWS ドキュメントへようこそ

本来ならこのオンラインドキュメントで理解できればそれで済むのですが、昔から「圧倒的なボリューム&わかりにくい」と悪名高く、読めば読むほどその「難解な表現」に翻弄されて、頭に内容が入ってこないのが困りものでした。

無料だからといって、最初からAWS Documentationで勉強しようとすると、必ずどこかでつまずいてしまうので、そうならないように、AWSの基礎を「広く・浅く・わかりやすく」カバーしている書籍をいくつか紹介していきます。

そのような理由もあり、現在の多くの売れ筋なAWS技術書は、
AWSの入門者に「簡潔&飽きさせない」内容になっているか、もしくは、特定のAWS資格試験の対策本になっているか、どちらかだと言えます。

ですので、今日日のAWS入門書はどれを読んでもさほど内容に大差はありませんので、何冊も買って勉強されるよりも、どれか一冊を熟読されると良いでしょう。

どの入門書も似たような構成になっているので、詳細に比較したわけではありませんが、簡潔なビジュアル多めで飽きさせない作りになっている『
図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
』あたりが定番です。

図解が多めの本で、眺めているだけで新しい気付きがあって楽しいと感じます。

他には、比較的最近に出版されたもので、『
AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書 (見るだけ図解)
』はシンプルにAWSの話がまとめられていて、最初の一冊としての選択肢には良いでしょう。

別に売れ筋でもある『
AWS運用入門 押さえておきたいAWSの基本と運用ノウハウ
』はAWSのサービス構築・運用事例を初心者目線で書いてるので、初学者には読みやすい本です。

実力だめしや、実際にクラウド プラクティショナーの試験で高得点を狙いたい方には、『
徹底攻略 AWS認定 クラウドプラクティショナー教科書
』のような最近出たばかりの試験対策本があると心強いと思います。

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AWS入門書を一通り理解できるようになれば、その頃にはおそらく「AWS Documentation」も十分読めるようになる実力が付いているはずです。

あとはコツコツと発展的なテーマを、AWS Documentation等で情報を拾いながら実力を深めていきましょう。


AWS(の基礎)を学べる学習サービスを探す

人には勉強法の向き不向きがあり、やっぱり本を読んでいるだけだと眠くなるときは眠くなります。

特に最初のうちは、AWSの楽しさを見出すまでが割と辛い道のりで、地味なLinuxの知識や興味の薄いネットワーク技術の取得も必要になります。

初学者にとってAWS学習へのモチベーションを維持するには、
「座学を聞いているみたいにつまらない」かもしれないという、技術的な難しさとは別方向の話があります。

この辺が社内教育等で、AWSを教える側が、新人のエンジニアが中々覚えてくれない、と割と悩んでしまうハードルにもなっています。

もう少し楽しくAWSを学習させたい、何度も何度も同じことを繰り返し教えたくない、と思う場合、
『Udemyの動画講座』が便利です。

UdemyにはAWS関連の技術講座が充実しています。

例を挙げると、まずAWSの基礎力を培う初心者向けに設定された人気の講座に、『
超初心者がゼロからIT基礎知識とAWSの基礎力を獲得する講座【AWS操作を通してインフラやIT知識を獲得】
』があります。

この講座では、AWSの中核サービスとなっている
EC2/VPC/Route53/RDS/ELB/S3/IAM/CloudWatch/etc...について学習し、その機能や設計の考え方を理解することが出来ます。

AWSの基礎だけでは物足りなず、何か具体的な実践例を学びたければ、『
AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得
』なども受講されると良いでしょう。

この講座は、簡単なAWSサービスを組み合わせて設計したWEBアプリケーションの概要と開発手法を学習することができます。

もしUdemyでクラウド プラクティショナーの試験対策の講座を希望する場合には、『
【2023年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)
』などで、学習をすすめることも可能です。

他にも、Udemyには探せばかなりマニアックな技術解説まで対応していることがあります。一度興味があるタイトルで検索してみたら掘り出し案件が見つかるかもしれません。


Docker関連記事ダイジェスト

なお、現在のこのサイトでたまに執筆されているAWS関連記事ラインナップです。

主にフロントエンド・サーバーサイドでお役立ちできそうなAWS界隈のお役立ち(?)技術記事を発信しています。

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AWS Lambda@Edge CouldFront ウェブサイト運営

【Lambda@Edge x ウェブサイト運用】AWS S3&CloudFrontで構築したウェブサイトでOGP対応をしてみた

AWS S3+CloudFrontで構築したウェブサイトではSNSのbotがOGP(Open Graph Protocol)グラフを正しく読み込めないのでSNSの中で正しくWebページのリンクがシェアさせるための方法を検討します。

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【AWSで構築するサーバレスWebSocket②】 WebSocketAPIにオーソライザーを設定する

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【AWSで構築するサーバレスWebSocket②】 WebSocketAPIにオーソライザーを設定する

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AWS WebSocketAPI nodejs

【AWSで構築するサーバレスWebSocket①】 AWS APIGatewayからWebSocket APIを試してみる

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[AWS x SEO対応] S3 & CloudFrontで静的ホスティングしたウェブサイトのドメイン移管 ~ 301リダイレクトを仕込む

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[Lambda@Edge x ウェブサイト運用] AWS S3上で静的ホスティングしたウェブサイトのアクセスURLに'/index.html'を補完する

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AWS Lambda@Edge CouldFront ウェブサイト運営

[Lambda@Edge x ウェブサイト運用] AWS S3上で静的ホスティングしたウェブサイトのアクセスURLに'/index.html'を補完する

AWS Lambda@Edgeを利用して、AWS S3とCloudFrontで構築した静的ホスティングサイトへのリクエストURLに対して、自動で「/index.html」を補足する手法を検討します。

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サブドメイン付きURLで静的なWebサイトをAWS S3/CloudFront(とCloudFront Functions)/Route53で作成する

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サブドメイン付きURLで静的なWebサイトをAWS S3/CloudFront(とCloudFront Functions)/Route53で作成する

ウェブサイトをドメインを跨いたお引越しは管理者にとっても大変な作業です。AWS S3/Clounflont/Route53を利用したクラウドネイティブな静的ウェブサイトのホスティングを、サブドメイン付きのURLで構築していきます。

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【AWS/Serverless Framework】 S3rver & Serverless Offineで構築するローカルのS3 bucketライクなストレージ環境の導入する方法

2020/12/18
ID#:72
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【AWS/Serverless Framework】 S3rver & Serverless Offineで構築するローカルのS3 bucketライクなストレージ環境の導入する方法

S3rver & Serverless Offlineを使ってローカルにS3を模したREST APIの開発環境の具体的な実装を解説します。

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AWS Lambda & API Gatewayを利用したサーバレスアプリのエラーコード502(Bad Gateway)が出たときの対処法

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【AWS-CLI】s3 syncコマンドのexclude/includeオプションを使って上手くサブフォルダーの中身をアップロードする

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ID#:44
aws-cli s3 sync

【AWS-CLI】s3 syncコマンドのexclude/includeオプションを使って上手くサブフォルダーの中身をアップロードする

AWS CLIでS3のファイルの中身を更新のあったファイルだけを自動で更新してくれるsyncコマンドはとても重宝しますが、ユーザー側できめ細かいファイル管理で使う場合、--excludeと--includeのオプションを使う時のポイントを忘備録として残しておきたいと思います。

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[AWS] 徹底図解!お名前.comで取得したDNSをAWS Route53/Cloudfrontで管理するまでの手順

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[AWS] 徹底図解!お名前.comで取得したDNSをAWS Route53/Cloudfrontで管理するまでの手順

お名前.comでドメイン名を取得した後、AWSで静的なウェブページをホストし、サーバーの一括管理を始める際には、Route53のコンソール画面とお名前.comのダッシュボードを行ったり来たりしながら細かい設定を手動で行う必要が出てきます。そんな悩ましい設定のアレコレをあらためてまとめます。

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【AWS使い方ガイド】CloudFrontからOAI/OACを利用してアクセス制限付きのS3からリソースを取得する方法

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サーバーサイドレンダリングでの動的サイトを自作する際の基本設定を解説します。API Gatewayでカスタムドメインを用いる際にAWSのコンソール画面から何かと設定が多いので手順を簡単にまとめます。

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まとめ

今回はAWSの基礎を学ぶ上で効果的な学習方法をいくつか提案してみました。

AWS関連の技術を極めれば、幅広い仕事で必ず役に立つスキルになり、転職を鑑みる上でかなり強力なアピールポイントになるはずですので、エンジニア希望の方は、これから積極的に取り組まれてはいかがかと思います。

学習も一気に覚えこもうとはせずに、コツコツと勉強を進めて、AWSを中心としたクラウドサービスの世界を楽しんみながら、自分の知識の一部にしてみてください。