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2022/11/20
【VPS・Linuxサーバー入門】WebARENA IndigoのVPSでお手頃な値段でプライベートLinuxサーバーを試そう
【VPS・Linuxサーバー入門】ConoHa VPSでDebianインスタンスの初期設定〜ユーザーの追加してみる
LinuxインスタンスのVPSで、著者の気に入った特定のサービスの話題を集中的に紹介していくコーナーです。今回は、『ConoHa VPS』の定期的に行っている割引プランを利用してお得に使えるLinuxインスタンスを例にとりVPSの使い方を解説していきます。これからVPSを始めてみたいと検討されている方は、比較として、前回のおすすめVPSサービスとして紹介した「WebARENA Indigo」の方とも見比べながら細かなサービスの差異やVPSインスタンスの起動までの方法もチェックしてみてください。【VPS・Linuxサーバー入門】WebARENA IndigoのVPSでお手頃な値段でプライベートLinuxサーバーを試そう『WebARENA Indigo』のVPSサービスを使って、料金を控えめに始められるLinuxサーバーを扱う手順を紹介していきます。
ConoHa VPS ConoHa VPSにユーザー登録を行う
何はさておき、VPSを利用するために「ConoHa VPS」にユーザー登録をしましょう。前回お話した「WebARENA Indigo」の場合、ユーザー登録を済ませてから、ダッシュボード内でお目立のインスタンスを起動するたびに利用料が発生する従量課金制であったのに対し、「ConoHa VPS」は特定のインスタンスを希望する利用期間であらかじめ契約する形式の“VPS割引きっぷ(長期割)”を利用する予約サービス購入制になります。最長期間は36ヶ月で、購入したVPS割引きっぷの利用期間が長いほど割引率がアップし、よりおトクにConoHa VPSを利用することが可能です。ただし、“VPS割引きっぷ”を購入する際の注意点は、を踏まえた上でご検討してください。では今回は、このVPS割引きっぷを最長期間である36ヶ月分購入して、もっともミニマムなプランである「CPU1コアメモリ512MBSSD30GB」のLinuxインスタンスのプランを動かしてみます。まずはユーザーの基本情報をフォームに従って入力していきましょう。間違いの内容に入力内容をよく確認したら、[次へ]
ボタンへ進みます。利用するサービスを選択するのでここではLinuxOSベースの[VPS]
を選びます。本人確認には電話による音声認証か、SMS認証の2通りいずれかで行います。ここではSMS認証を選択するとして、ご自身の携帯電話にて受信した4桁の数字を入力します。本人確認が終わると次に料金の支払い方法を登録しましょう。ほとんど人が基本的にクレジットカード決済を選択するかと思います。ここで契約するプランの詳細を選択する画面に遷移します。今回は主題のように“VPS割引きっぷ”を利用してお得にConoHa VPSを利用したいので[VPS] > VPS割引きっぷ [利用する] > 有効期限 [36ヶ月]
で選択します。Linuxインスタンスのプランにも色々とスペックのバリエーションが選択できるようになっていますが、今回はもっともミニマムな「CPU1コア512MBSSD30GB」プランで契約します。ベースOSは好みで決めてもいいですし、インスタンスの再構築で別のLinuxディストリビューションに変更も可能です。とりあえず著者の好みで、「Debian11」を選択してみます。ユーザーrootのパスワードは重要で、可能な限り堅牢でセキュアなものを設定していおきましょう。またインスタンスの見出しとなるタグも後で変更できるので、ここではデフォルトのままで良いでしょう。他の設定もデフォルトままOKしてインスタンスを作成してみます。ここまでの設定で、右端のペインにインスタンスを購入する支払総額が表示されていると思います。今回の割引キャンペーンで、もっともミニマムなプランの36ヶ月分を1つ購入することで、9,939円也、とかなりお得な値段と考えて良いでしょう。これは月割だと~276円になります。キャンペーン広告で表示されていた内容と一致することが確認できました。プランの料金やサービスの内容を十分確認したら、早速クレジットカードで一括決済しましょう。Linuxインスタンスを購入後、即時ConoHa VPSのダッシュボードに遷移し、先程購入したLinuxインスタンスが起動状態になっていることが分かります。併せて購入したVPS割引きっぷは、1つのインスタンスに割り当てられていることが分かります。もし仮に、今のインスタンスを削除して、別のインスタンスを作成した場合、購入したVPS割引きっぷを新しく作成したインスタンスに割り当てることもできます。ただし、割引率は各インスタンスのプランで異なるので、VPS割引きっぷの適用先を変更した場合には、料金の変化もその都度要確認です。
ConoHa VPS 簡単なLinuxインスタンスを試す
せっかくなのでLinuxインスタンスを起動するまでの基本操作を行ってみましょう。SSH認証キーを作成する
ConoHa VPSへSSH接続するのには、必ずしもSSH認証キーペアは必要とせず、設定したパスワードでのログインが可能です。しかし、先程の項目で設定したパスワードを上限の70文字をフルに数字英字記号・特殊記号を使って設定したとすると、ログイン時にパスワードをタイプするのは非常に困難です。そこでLinuxインスタンスにSSHログインするにも「SSH認証キーペア」を生成してログインに利用します。ますはSSH認証キーを生成するところから始めます。ダッシュボードから[セキュリティ] > [SSH Key] > [パブリックキー]
をクリックし、登録方式を[自動生成]
にしてから[保存]
を押しましょう。するとSSH認証キーペアが自動生成されて、秘密鍵ファイルが一度だけダウンロードできるので、これをどこかのフォルダに保管しておきましょう。次に、SSH公開キーをインスタンスに設定するために、一旦インスタンスを停止します。ダッシュボードから[サーバー] > サーバーリスト > [ターゲットのVPSインスタンス]のネームタグ
をクリックします。次に、[シャットダウン]
ボタンを押し、起動状態のインスタンスを一旦停止させましょう。インスタンスが停止すると、[サーバー再構築]
がアクティブになるので、こちらをクリックします。再構築メニューで、OSイメージやrootパスワードの変更も可能です。ここでは先程作成したSSH公開キーを割り当てて、[サーバー再構築]
を適用します。SSHキーを設定したら、再度Linuxインスタンスを起動させておきましょう。これでSSH認証キーペアのインスタンス側の設定はスタンバイ完了です。SSHクライアントからConoHa VPSに接続してみる
手元の環境(LinuxかMacOSパソコンを想定)から先程のVPSインスタンスに接続させてみましょう。コンソールを開いて、sshコマンドを利用してSSH接続させていきます。基本的な流れは前回のSSH接続の手順と同等です。SSHのユーザー設定フォルダである先程ダウンロードして保存していたSSH秘密鍵ファイルを適当な名前にして.ssh
に移動しておきます。そして、.ssh/config
ファイルに今回のSSH接続設定を追加します。なお、ConoHa VPSのインスタンスは初回はルートユーザー名・root
とSSHのサービスポートの22番がデフォルトの値となっています。では、.ssh/config
を正しく編集し終えたら、sshコマンドで接続してみます。無事SSHでLinuxインスタンスにログイン出来ていれば完了です。また、ConoHa VPSのインスタンスは一旦購入すると、インスタンスの再構成をする必要がない限りは常時稼働していても良いので安心です。
ConoHa VPS まとめ
今回はConoHa VPSを利用してみたいという方向けに、サービスの登録方法からLinuxインスタンスの契約・SSH認証キーを使った簡単なSSH接続までを説明してきました。ここから更に発展して、ルート以外のユーザーの追加やファイヤーウォールの設定などを検討していくとよりセキュアなVPS運用が可能です。基本的にConoHa VPSでは選択したOSごとに適切なユーティリティプログラムでファイヤーウォールを設定するため、例えばDebian系OSはiptablesによるファイヤーウォールのルールを自前で構築するやり方ができると思います。後日時間が許せば、ファイヤーウォール等の詳しい手順もこのブログで紹介していきたいと考えています。